「賢者の書」を書かれた喜多川泰氏の本のすごいところは、ファンタジー小説を読んでいるようで、その実自己啓発本であること。
この「賢者の書」も 気軽に読める。でも、深い。そんな一冊です。
これからどう自分の人生を送っていったらよいか、自分を見つめ直したいときに、お勧めの本です。
人生の考え方のヒントがいっぱい詰まっています。
「賢者の書」の要約と感想
14歳の誕生日を迎えた少年サイードが自分の人生をどういう人生にするのかを決める「最高の賢者になる旅」に出ます。
旅の途中9人の賢者に順に会いに行き、それぞれの賢者から話を聞き、賢者の書のピースを埋めていくというストーリーです。
賢者の話は一つずつテーマがあり、その一章一章自分の中に落とし込んでいくことで自分の生き方を自分で決めていくのです。
その中で特に心響いた3つの章をご紹介します。
第一の賢者(行動)
行動の結果として我々が手にいれるものは、成功でもなければ、失敗でもない。
大切なのは、必要なピースを集めるためにできるだけ多くの行動を起こすこと、そしてそ行動の結果返ってきたものをよく見て、どうやってこれを使うのか考えることだ。
「賢者の書」より
人生はジグソーパズルのピースを集めるような行動の連続。
そして人間はその行動を 失敗したと思うと次の失敗を恐れるようにできている。
一度失敗すると同じことを繰り返してもまた失敗するのでは?と恐れてしまいますね。
私はこうしてブログを書いていますが、サイトにアクセスしてくれる人が少ないと「あ~もう止めてしまえ!」と思い、次の記事を書く手が止まってしまうこともあります。
でも行動したことは失敗ではなく、最終的にその行動も人生という一つの絵を完成させるジグソーパズルのかけがえのない一ピースだった。真っ黒いピースだと思ってもそれがないと絵にならない。
全ての経験を受け入れて、また次の行動を起こす。
中々難しいですが、「今は厳しくても最後に気づく時が来る。」と思って続けていく、私もそう考えて行動しようと思わされました。
第五の賢者(今)
過去に生きるのではなく、明日からの人生に心をとらわれるのではなく、今日を集中して生きる。貴重な一日なのだ。
「賢者の書」より
今を生きる。というのはよく聞きますが、今を生きるのはそれほど簡単ではありませんよね。
過去の失敗ばかり気にしてしまったり、過去の栄光にすがってしまったり。
今の自分から目をそらして、過去や未来に浸って生きたほうが楽なこともあります。
でも自分の人生の「今」は「今」しかないのですから、やっぱり今日を集中して生きよう。
そう思いながら、この記事を書いています。
最後の賢者の教え ③誕生
人間は何度だって生まれ変わることができる。
人間は今日から新しい人生を始めることができるのだ。いや、むしろ、毎日をそうしなければならない。
「賢者の書」より
他人がどう思おうと関係ない。自分が今日を新しい人生の1日目だと思えばいいのだ。
そういう勇気を与えてくれる章です。
他人の目が気になって、何かしがらみに巻きつかれてしまっている気がすることもありますよね。
でも今日一歩を踏み出せば明日はまた違う一歩を踏みだせる。
それを積み重ねていけばよいのだと、感じた章でした。
いかがでしょうか?
気になるところがあったら、「賢者の書」 のページを開いてみませんか?
Kindle unlimitedに加入していたらこの本は無料で読めますのでオススメです。
まだ加入していない方は、無料期間があるので試してみたらいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。