運転者 未来を変える過去からの使者|喜多川泰|人生がうまく行かないと思ったときに読む本【レビュー】

本・映画

人生がうまく行かないな、と思うことありませんか?

喜多川泰さんの本を読むときっと心にズキンと刺さる部分がいくつもでてきます。

読み終わったら「ああそうだった」とそっと背中を押してくれる 「運転者 未来を変える過去からの使者」をご紹介します。

この「運転者 未来を変える過去からの使者」の主人公は、仕事のこと、娘のこと、夫婦のこと、母親のこと、実家のこと、いろんな事が一度に起こりパニックになっている岡田修一。

「・・・なんで俺ばっかり、こんな目に合うんだよ」と言った修一の前にタクシーが現れることで物語が進んでいきます。

このタクシーの運転手が実は運転者。運を変える人なのですが、運転手が魔法のように修一を幸にさせるわけではありません。
実際に行動するのは修一です。

修一の心の動きが私の心の動きとシンクロして、今の私には痛いくらい心に刺さったポイントがいくつもありましたので、紹介していきます。

運を掴む

運転者:「運が劇的に変わるとき、そんな場、というのが人生にはあるんですよ。それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。そのアンテナの感度は、上機嫌のときに最大になるんです。逆に機嫌が悪いと、アンテナは動かない。最高の運気がやってきているのに、機嫌が悪いだけでアンテナがまったく働かないから、すべての運が逃げていっちゃうんです。 」

まずここは衝撃的に刺さりました。

読むのをストップして先を読めなかったくらい。

運転者: 「基本姿勢が不機嫌な人に、毎日の人生で起こる幸せのタネを見つけることなんてできない。」

全くそのとおりですよね。

「この1年私はいつも不機嫌だったんじゃない?」と思ったら居ても立っても居られなくなりました。

私が不機嫌になった原因は新型コロナウイルスじゃない?と思っていた私に追い打ちをかけたのがこの文章です 。

運転者: 「いいですか、岡田さん。人生において「誰のせいでこうなったと思ってるんだ」なんてセリフ、二度と使っちゃダメですよ。だってね、あえて言うとですよ、あなたのせいでそうなったんですから」

そうなんですよね。新型コロナウイルスのせいで不機嫌だったわけじゃなくて、私が不機嫌にしていただけなんです。

今年の私のテーマは「いつも機嫌よく」です。

運とは

運転者: 「 運は後払いです。何もしてないのにいいことが起こったりしないんです。
 
運は<いい>か<悪い>で表現するものじゃないんですよ。<使う><貯める>で表現するものなんです。先に<貯める>があって、ある程度貯まったら<使う>ができる。 」

運がポイントカードという考え方は最初納得できなかったのですが、読み進めていくうちに腑に落ちました。でもできれば、自分で貯めて自分で使いたいと思った私はまだまだなんでしょうね。

運の貯め方ですが、「上機嫌でいれば運が貯まる。誰かの幸せのために自分の時間を使えばもっと貯まる」のだそうです。

やっぱり「上機嫌」はテーマです。

努力について

運転者: 「 頑張ってるのに報われないって言う人はみんな、種を蒔いてそれを育てているんですが、ちゃんとした収穫時期の前に「まだ育たない」と言って嘆いているようなもんです。もっと長い目で見たら、報われない努力なんてありません。あまりにも短い時間の努力で結果が出ることを期待しすぎているだけです。今日頑張って明日実になるなんてどんなに早く育つ種でもむりなことですよ。」
 
「同じだけ努力をしたのに結果が出なかった人は、その分、運を貯めたんです。あとでもっといいことが起こります。」

自分を評価するときは甘くなりがちなので、自分はこんなに努力しているのに、と思ってしまいがちですが、運を貯めているんだ、という考え方は少し救いになるかな、と感じました。

そもそも「努力したのに」と思うほど私は努力しているのか、という話もありますが・・・。

最後に2つ刺さった言葉

契約を解除されて次の給料も入らないと焦る修一にかけた言葉。

収入がなくなっても、仕事がなくなっても終わりなんてないです。そこからまた始めるだけです。その強さは誰にだってあります。だから心配しないでください。

この状況下で、私も無収入になったらどうしよう、という不安がいっぱいでした。

でも「そこからまた始めるだけ。」という言葉が刺さりました。いつも心の中でつぶやいてます。

次に、自信がもてないという修一にかけた言葉 。

まず誰かと比べるのをやめるといいですよ。他の人の人生と比較するのをやめて、自分の人生に集中して。(中略)まずは、自分が恵まれているということに心から気づけること。そこから始まります。(後略)

他人と比べて何かを判断してしまうことは、ついやってしまいがち。心から自分の人生を生きていると気づく。ここは意識してそう思わないといけないと感じています。

なんか人生うまくいかないな、とか、私って運がないな、と思ったときにこの「運転者 未来を変える過去からの使者」は読んで損はないと思います。

きっとその時々によって刺さる言葉が違ってくると思います。
読みやすいので3時間もかからずに読めました。

そして最後まで読まれたらもう一度プロローグを読まれることをおすすめします。それか~ってクスっとします。

Kindle unlimitedに加入していたらこの本は無料で読めますのでオススメです。
まだKindle unlimitedに加入していない方は、無料期間があるので試してみたらいかがでしょうか?

それにしても喜多川泰さんは自己啓発を物語で読ませる達人ですね。

運転者 未来を変える過去からの使者 」が気に入ったら、他の喜多川泰さんの本もきっと読みたくなるはず。
Kindel unlimitedで無料で読める本はこちらです↓。(実は表紙も好きです)

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

海野空

海to空
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こんにちは。海野空です。
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旅行が大好きで海外で訪ねた国は70か国になりました。
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