英会話がなかなか上達しない、という場合、自分の中に英語の文章のストックが少ないのが原因かもしれません。
相手が話していることはなんとなくわかるんだけど、自分から話せない。ということはありませんか?
瞬間英作文は日本語を聞いて(見て)素早く英語の文章を話す、という単純な練習です。
これを繰り返すことにより、「あ、この場面ではこのフレーズ」というストックが増え、口をついて英語がでてくるようになります。
同時に単語のストックも増やせ、文法(言い回し方)も覚えられる一石二鳥(三鳥?)。
まずは1ヶ月やってみて、瞬間英作文の効果を実感してみてください。
初めて瞬間英作文をするなら「 どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 」からスタート
瞬間英作文は森沢洋介先生がシリーズ、3部作で本をだされています。
まずは 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 」から始めてみましょう。
ある程度英語はやっている方は次の「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」からスタートしてもよいと思います。
中学英語の総復習という作りになっています。どれも簡単な語彙と表現ばかりです。
パート1が中学1年レベルでthis/thatから始まって現在進行形まで。
パート2は中学2年レベルで過去形、未来形、動名詞、比較、受身、
パート3は中学3年レベルで関係代名詞、関係副詞などがでてきます。
この「 どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 」 のよいところは同じ文型を集中的に学習できること。
同じページには同じ文型がでてくるので、比較級を集中的にとか、関係代名詞を集中的に勉強できます。
文法で自分が苦手だったところがわかるわけです。
瞬間英作文、学習の進め方
・日本語を見て英訳
・わからない単語やわからない文法を確認
・3回音読
・1ページ終わったらもう1回、日本語を見て英訳を繰り返す
これを毎日2~3レッスン進めます。
レッスンの最初は昨日の復習からスタートします。
昨日の復習2~3レッスン、プラス新しいレッスンで30分で終了するようにしましょう。
すごく時間がオーバーしてしまうようなら、レッスン数を減らします。
でも1日1レッスンを集中して進めるより、数レッスンどんどん進めたほうが結果的に覚えられる量が増えます。
通勤や通学時間には付録のCDを活用しましょう。
CDの日本語を聞いて、即英訳。
さすがに電車の中で口に出して言えないので、頭の中で答えます。
復習はCDを聞いて答える、というのを習慣にしてもよいですね。
これを何度も繰り返します。←これが大事。
文法でつまづくとか、自信がない、わからないことが多いという方は、中学校英語の総復習という意味で、「Mr.Evineの中学英文法を終了するドリル」をやってみることをお勧めします。
これを1冊持っていると、文法書の代わりにもなり、わからなかった部分を確認するにも便利です。
「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング 」へ進もう
「 どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 」では1レッスンは同じ文型の出題でした。
ですので、今日は不定詞ね、とかこれは現在完了形ね、と予測できます。
同じ文型を何度も練習するにはよいのですが、実践ではどの文型と意識して使うことはありません。あれ?ここはどう表現するんだっけ?と思うことがあると思います。
それを克服するのがこの 「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング 」です。
タイトルの通り文型が「シャッフル」されてでてくるので、理解していないと回答できません。
学習の進め方は 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 」 と同じです。
・日本語を見て英訳
・わからない単語やわからない文法を確認
・3回音読
・1ページ終わったらもう1回、日本語を見て英訳を繰り返す
やってみると私は冠詞や時制を間違えることが結構ありました。
ページの下に文型が書いてあるので、間違えた文型をさらに復習していきます。
「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング 」 は2部制になっています。
前半の 文型コンビネーショントレーニング を何度もやってみましょう。
回を重ねる毎に1レッスンにかかる時間が短くなっているはずなので、1日3レッスンやって、1日前の3レッスン復習。余裕があれば、5レッスンやって、5レッスン復習というように頭に叩き込みます。
繰り返すことにより、英語で話す回路ができてきます。
私はCD中心に学習しているので、前半部分はスキマ時間があれば聞いて、頭の中で回答しています。もう20回以上リピートしています。
前半の 文型コンビネーショントレーニング を極めることが大事です。
そこまできたら、後半の 文型コンビネーショントレーニング に進みましょう。
CDは前半の文型シャッフルトレーニングは日本語⇒英語の流れで録音されていますが、後半の 文型コンビネーショントレーニング は英語のみとなります。
まずはテキストを見て、日本語を英訳していきます。学習の流れは同じです。
後半の 文型コンビネーショントレーニングはPart1,Part2に分かれていて、Part1は中学1.2年、Part2は中学1.2.3年プラスαからの出題です。
Part2になるとだいぶ複雑になってきます。 急にハードルがあがった感じがしますね。
テキストも文字が多くなっているので、黒く感じます(笑)
この文型コンビネーショントレーニングを繰り返し行い、間違える文型を復習していきます。
CDは英語の音源だけなので、発音の確認に使います。
後半が終わるまでには3ヶ月~6ヶ月かかると思います。
でも 後半が終わる頃にはもう頭に英作文の回路が出来上がっていること、間違いなしです。
どの教材を使うか迷っているなら、瞬間英作文からスタートすべきと強く思います。
私もこれで英語回路を作り、今は海外の商談会にも参加しています。
英語の勉強には終わりがないですが、一緒に頑張りましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。