2019年10月パリから羽田への帰国便、エールフランス航空のビジネスクラスに搭乗しました。
当初の予約はエコノミークラス。
往路は空港でプレミアムエコノミークラスに変更。復路はビジネスクラスを体験してきました。
ビジネスクラスの勝手がわからず右往左往した私ですが、ビジネスクラスはどのような席で、どのようなサービスだったか、紹介していきます。
エールフランス274便 パリ発羽田行き ビジネスクラス搭乗まで
帰りのフライトのチェックインは迷わずスカイプライオリティのカウンターで。
エレベーターを降りたら目の前がスカイプライオリティのカウンターだったので、まず行ってみたというのが現状ですが。
カウンターに入る前にプライオリティ会員かのチェックがあります。
復路もエコノミークラスなので、プライオリティ会員を証明するために、ゴールドメダリオンのカードを出します。(ビジネスクラスじゃないのがちょっと情けないところですが、会員費を払っているのですから、今度は負けないように頑張りました)
カウンターで「プレミアムエコノミークラス、特別料金の席はありませんか?」と質問。
調べてみるね~と言われ確認してもらいましたが、プレミアムエコノミークラスの追加代金が300ユーロを超えていました。
200ユーロなら乗ろうと思ったのですが、300ユーロは高い。
う~んと思っていたら、ビジネスクラスは539ユーロだと。
65,000円はかなり痛い出費だけど、久しくビジネスクラスに乗っていないし、自分にご褒美と色々言い訳して、乗ってみることにしました。
日本のプライオリティレーンは手荷物検査だけしか適用になりませんが、パリではプライオリティレーンは出国審査に適用になります。(逆に手荷物検査の優先はないです)
この出国審査の優先はとても価値があると思うのです。
というのも、ちょうど3年前マドリッドからパリ(シャルルドゴール空港)乗継でエールフランスで帰国する予定でした。
マドリッドからの便は早着したので、余裕で2時間以上乗継時間があったのですが、出国審査が尋常じゃない人であふれかえっていました。
結局出国審査を終えた時にはフライトの出発時間を過ぎていました。
その時プライオリティレーンがあり、優先で出国審査を受けられたのですが、私は当時シルバー会員でその資格がありませんでした。
結局多くの人が遅れたので、フライトも待っていてくれて無事搭乗できたのですが、お土産を買う事などできるはずもなく、周りの人が振り返ってみるほど鬼の形相でゲートまで猛ダッシュ(しかも距離が長くて走り切れなかった)嫌な思い出があります。
帰国後、デルタAMEXゴールドカードに入会して、ゴールドメダリオンの資格を得ました。
入会当初よりゴールドメダリオンになリ続けるハードルが上がりましたが、今も継続しています。
ということで、今回は優先レーンかららくらく出国審査が終了しました。
エールフランスのビジネスクラス ラウンジ
パリのゲートはたくさんあって移動も大変ですが、今回は直行便だったためか、とてもわかりやすかったです。
出国審査の後、手荷物検査を経たらすぐ左手にビジネスクラスラウンジへ下るエレベーターがあります。
搭乗券を見せて中へ。ラウンジは左右にスペースが分かれています。
まず右側エリアへ。
食事とドリンクのエリアのまわりはカフェのようなテーブルと椅子が並び、その周辺にはソファがおかれています。
が、人がたくさん。くつろげる椅子に座って待ちたいのですが、空き席が少ないので、左側エリアへ移動。
こちらも同じような設備がありますが、人でいっぱいです。
ウロウロしていたら、2階へあがる階段を発見。
2階はオープンしているのか?と思うほど人がいませんでした。
フードエリアは少し狭いかな?と思いました。でもせっかくのビジネスクラス。
機内食を食べたいので、あまり食事はとらずにゆっくり待ちました。
冷蔵庫にはエビアンの小さいボトルがたくさん冷えています。
注意したいのは、ビジネスクラスラウンジとゲートは少し離れているので、時間に余裕をもって移動したほうがよいです。
エーフフランス274便 ビジネスクラスラウンジの座席とサービス
ビジネスクラスラウンジの座席
ビジネスクラスは全席通路に面しているので、個人的には窓側に座りたいところですが、当日窓側が空いているはずもなく、通路側でした。
1-2-1の配列です。
中央の通路側でも隣の方とは仕切られていて顔を合わせることはありません。
席には大きな枕と毛布、スリッパ、ハンガーが置かれています。
ハンガーはコート類がない場合、CAさんがすっと持っていってくれます。
足置きは三角形。
最初に見たときは狭いな、と思いましたが、フルフラットにして就寝したときに全く気になりませんでした。
ヘッドセットは中央のボックスの中にあります。
このボックスは収納スペースとしても使えます。
このヘッドセットはノイズキャンセリング機能付きということで、音質に不満はないのですが、プレミアムエコノミーのときと同様、耳が痛くなり、つけていられるのは映画1本が限界でした。
モニターはタッチスクリーンですが、距離があるので、手元のリモコンで操作したほうが簡単でした。
今回は言語で選択できましたので、簡単に日本語のプログラムを選択できました。
出発前に2つの恥ずかしいトラブルが発生
その1。荷物を収納する上の棚が開けられない。
開け方、わかっているのです。でもどうやっても開けられないのです。
CAさんは簡単に開けますし、下に押すのですと言われたのですが、開けられないのです。
周りの皆さんの「何してるんだ?」という視線が痛かった。
これは最後まで開けることができなかったので、降機するときは事前に荷物をおろしておきました。
その2。座った席が違ってました。
番号を見て座ったのですが、間違えていました。実際はひとつ前の席でした。
先に座っていた私の後ろの席の方も間違えていたので、番号と席の組み合わせがわかりにくのだと思います。(いや、ほとんどの人は正しい席に座っていたので、私の理解力の問題です)
これも恥ずかしかったです~。
さて、アメニティが配られました。
「グリーンとブラウンから選べます。」ということでしたら、どちらもかなり地味な色合い。
もう少し気分があがる色がよかったな、というのが私の感想です。
開くと左右にグッズが入っています。
フランスの航空会社だからか、フランスのスキンケアブランドの「クラランス」のクリームの他、歯ブラシセット、アイマスク、イヤパッドの他にメガネ拭きが入っています。
ちなみにトイレにも「クラランス」のオードコンフォート エクスプレスとオーディナミザント、コットンが置かれていました。
特にオードコンフォート エクスプレスはピーチの香りでリフレッシュできて嬉しかった。
離陸前にCAさんが名前を呼んで挨拶にも来てくれました。
実際の座席ですが、フルフラットになり、寝返りもうてるほどの広さがあり、しっかり寝ることができました。
快適でした。
エールフランス274便の機内食
このフライトはパリ発が23:20と深夜なので、どんな機内食か心配していました。
ドリンクのみのサービスはなく、食事とドリンクは一緒にサービスされます。
深夜からだからでしょうかね。ちょっと残念です。
メニューは洋食(エビかカネロニ)と和食でしたが、洋食のエビをチョイス。
最初にプレートがでてきました。
デザートまでプレートに乗っていたので、メインのエビはどこ?と探してしまいました。
後から温かいお皿(メインのエビ)がでてくるのでした。
知らないと恥ずかしい・・・。
ビジネスクラスの食事は前菜、メイン、デザートと順番にでてくると思っていたので、ちょっとオロオロしてしまいました。
ドリンクですが、赤ワインのボルドーをいただきました。とても美味しいワインでした。
おかわりはいかがですか?とカートにボトルを入れてCAさんが回ってきた時は、まだ半分も飲んでいなかったのでお願いしなかったのですが、1回しか来てくれませんでした。
堂々とコールボタンを押せばよいのですが、こんな時だけ気の弱い私はお願いできませんでした。
食事を下げるタイミングも思ったより早いです。
のんびりゆっくり食事をしようと思っていたので、デザートを食べていたところでした。
周りの方は食事を終えていたようなので、私が遅かったのだと思います。
2回目の食事は朝食です。
日本到着は19:25なので、夕食時間ですが、機内では朝食になります。
メニューはスクランブルエッグか和食のチョイスです。
ここでまたアクシデントが。
パンのサービスを忘れられてしまったのです。
とても感じのよい男性のCAさんだったのですが、にっこり笑って去っていきました。
後ろでフォローしていた女性のCAさんがくれるのかな?と思っていたら、さーっと先の席に移動されたので、パンを忘れられたことを確信しました。
こんな時エコノミークラスならすぐ近くにCAさんがいるのに、ビジネスクラスは席と席の間隔が広いので、コールボタンを押しましたが、気づかれません。
ついにちょっと大きな声で「すいません」と声をかけてしまいました。
クロワッサンとブリオッシュをいただきました。
パン騒動でサービスされてから食べたせいか、卵料理の味の方はいまひとつでした。
到着前に右側に富士山が見えますとアナウンスがありました。
素人感丸出しで、恥ずかしいことだらけでしたが、あっという間にビジネスクラスの旅は終了。
ゆっくり眠れたので、次の日の疲れ方が全然違いました。
最近はもっとしっかりとした個室になっているビジネスクラスが登場していますね。
いつか搭乗してみたいものです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。